参加者募集


~童謡の、読み方、語り方、歌い方をみんなで考えてみませんか!~

◎会費:1,000円(一コマ2時間)公演参加の場合は、参加費必要。
◎講師:金子みすゞ研究家・演出家 田辺国武。

  ※金子みすゞの実弟・上山雅輔師から学んだ「みすゞの心の宇宙」を繋ぎます。
◎資格:高校生以上。日野市在住以外の方も参加できます。

    ※親子、高校生以上と一緒であれば、小学生も参加可能です。

◎場所:日野市生活・保健センターなどの公共施設(電車駅から徒歩圏内)。
◎申込・お問合せ:① 33kt34@gmail.com
         ② https://www.mikan0902.com/ (座・東京みかんHP) ⇒ こちら
          ※未経験の方も気軽にご参加ください。
           ※お申込みの方に詳細ご連絡します。

          ※毎月実施していますので、何時からでも参加可能です。

◎主催:演劇集団 座・東京みかん 金子みすゞ研究会


金子みすゞ略歴


童謡詩人 金子みすゞ

明治36年(1903山口県長門市仙崎(旧大津郡仙崎村)生まれ。 本名は金子テル。

大正末期から昭和の初めにかけて、信濃の国にかかる枕詞「みすずかる」から「みすゞ」を筆名として、雑誌『童謡』に「お魚」「打出の小槌」、『婦人倶楽部』に「芝居小屋」、『婦人画報』に「おとむらひ」を発表。昭和4年(1929)までに90編を発表、「若き童謡詩人の中の巨星」と賞賛されながらも、26歳でこの世を去りました。

  半世紀後の昭和59年(1984)、弟・上山雅輔が保存していた512編の遺稿集が「金子みすゞ全集」として出版され、すべての自然に対してやさしく、深い思いやりが込められた童謡は、人々のこころに大きな感動を呼びました。現在では、教科書にも掲載され、幼い子供たちから大人に至るまで幅広い年代に親しまれています。


三冊の手帳に512編


4月11日は、金子みすゞさんの120回目の誕生日(1903)、そして、実弟の上山雅輔先生の34回目の命日(1989)です。
 この三冊の手帳は、上山雅輔先生の文机の右側に置かれていた三段の桐の箱の引き出しに保管されていました。
私が出会ってから4度の引っ越しがあり、その都度お手伝いしましたが、いつも最初に運ぶのがこの手帳の入った桐の箱でした。昭和47、8年ころの一回目の引っ越しの後、10棟ほどが延焼した大火がありました。先生からの緊急連絡で飛んで行き、真っ先に「桐の箱」を駐車場まで運び出しました。当時はこんな大切な「お姉さんの形見」が入っていようとは知るまでもありません。強い風に煽られ大火事となり、迫って来る赤い炎を先生と祈りながら見守りました。幸いにも、ほんとに奇跡と言っていいくらいですが、隣家で鎮火しました。何時間か経って、数千のレコードと書籍を、駐車場からお煎餅屋さん二階の部屋に戻すときは、すっかり力が無くなっていました。赤い炎、真っ黒な煙、鳴り響く消防車のサイレン….とても怖い怖い経験でした。三冊の手帳が無事で、本当に良かった!!!

上山雅輔先生の形見の腕時計、長門市仙崎の金子みすゞ記念館で展示公開しています。