俳優・スタッフ紹介


           丸山ひでみ   

         MARUYAMA HIDEMI      

   12月14日生

            【出身】東京都 【趣味】自分観察 【血液型】AB型

プロフィール

丸山ひでみと金子みすゞと上山雅輔

丸山ひでみと金子みすゞの二歳年下の弟・上山雅輔は、数十年も昔の高校時代に、演劇の先生と生徒として出会った。演出の田辺とも同時期に同じ場所で出会っている。女優としてテレビで売れっ子となった丸山ひでみと田辺の再会までには、また数十年が経過していた。

 演劇集団 座・東京みかん第一回公演(2008)である。田辺は、上山雅輔が平成元年に旅立ったあと、「金子みすゞの心と弟の想い」を繋ぎ、「金子みすゞ生誕90年祭」(1992)でシリーズ第一弾を長門市でスタート。つづけて「金子みすゞ生誕100年祭」(2003)、続いて「金子みすゞ生誕110年祭」(2013)まで構成・演出を担当。女優・丸山ひでみの金子みすゞ役は、「金子みすゞ生誕110年祭」(2013)から始まった。その後、女優・丸山ひでみと演出家・田辺国武は、恩師上山雅輔が遺してくれた金子みすゞの500編を超える童謡を繋ぎ続け、東京都杉並区、新宿区、中野区、中央区、練馬区、長門市、四国中央市、富山市、高岡市、奈良市などで、大勢のお客様に「金子みすゞの心の宇宙」を届けている。金子みすゞ役を一身に背負った女優・丸山ひでみの迫真の演技はすでに30作を越えている。


お目にかかりたさに山を越えてまいりました。これからまた山を越えて家へ戻ります」

 

 ★(前略)私は予め打電しておいたが、夕ぐれ下関駅に下りてみると、プラットフォームにそれらしい影は一向見あたらなかった。時間をもたぬし私は懸命に構内を探し回った。やうやくそこの仄暗い一隅に、人目を憚るように佇んでいる彼女を見いだしたのだったが、彼女は一見二二、三歳に見える女性でとりつくろはぬ蓬髪に不断着の儘、背には一、二歳のわが子を負っていた。作品に於いては英のクリスティナ・ロゼッテ女史に遜らぬ華やかな幻想を示してゐたこの若い女詩人は、初印象に於いては、そこらの裏町の小さな商店の内儀のやうであった。しかし、彼女の容貌は端麗で、その眼は黒曜石のやうに深く輝いてゐた。「お目にかかりたさに山を越えてまゐりました。これからまた山を越えて家へ戻ります」と彼女は言った。(後略)…『蝋人形』昭和六年九月号、西条八十「下関の一夜」より…

★ 写真:演劇集団 座・東京みかん「金子みすゞの世界」~下関駅の場面より~

下関駅で西条八十と会する「金子みすゞ」を演じる女優・丸山ひでみ。ここまで抑制された迫真の演技が出来る俳優は、何処を探しても彼女以外には見つからないだろう!   


「演技は特別な事ではなく、必要な事を学べば誰でも出来る! プロになるには運も才能のうちといわれるように、学ぶだけではなれないと思います。でも、学ばなければチャンスはこない!年齢、性別、関係なく学びながら、自己を成長させていけば、人間力がつき、演劇に限らず学生でも、社会人でも人として大きな心がみえてくる。 だから私は今もレッスンをしています。」

 

 「ナッキーはつむじ風」(TBS)でデビュー、水戸黄門などの時代劇、テレビドラマで活躍。主な作品は小林桂樹の娘役を18年間レギュラー出演した「牟田刑事官」、「特捜最前線」等多数。舞台は「紀ノ川」「和宮様御留」「放浪記」等多数。近年は、演劇集団 座・東京みかん「金子みすゞ世界シリーズ」「この街で」、朗読劇「女の一生」「華岡青洲の妻」、二時間ドラマ等。芝居のほか「こども芸能体験ひろば」や「旅番組」、ディナーショー、映画祭、セミナー司会を担当。(一社)日本映画俳優協会副理事長、(公社)芸団協理事。射手座・AB型・東京都・文章の読み書き。

  facebook(丸山ひでみ)https://www.facebook.com/hidemi.maruyama.1?fref=hovercard



金子奈保美

【出身】東京都 【趣味】パズル・観劇 【血液型】O型

「先進37ヶ国のなかで子どもたちの幸福度が36位といわれる日本。私自身も豊かな感性を学び身につけながら芝居を通じて多くの方に幸せを感じる時間を届けていけたらと思っています。心豊かな日本へ向かっていけると信じて歩んでいきます。

座・東京みかんと出会ったことで演技のことだたけでなく人としてどう生きるか、本当の優しさや厳しさとは?

ということを今更ながらですが学んでいます。 これからも「素直と謙虚と感謝」の気持ちを大切に精進していきたいです。 



松田美保子

「人生百年と言われる昨今、第二の人生の域に入ったら“芝居”はメリハリの有る日々を送る為に必要なものだと思います。

人生の岐路で選ばなかった道は幾つも有ったはず。それを体現出来るかも知れない芝居、心身共に健康であれば幾つになっても遅くないはず……それを目指して歩んで行きたいと思います。」

 日々の生活の中で、狭く小さくなりがちなこころを大きくするー座・東京みかんでの活動は、今では自分の生活の大きな部分を占めています。作者の思いをストレートにお客様にお伝え出来るよう、自分も常に少しずつでも成長していきたいと思っています。

金岡準也

広い心の人間になれるよう、演劇を通して学んでいきたいです。 



主宰・演出・雑務?

田辺国武

えひめ情熱人 田辺国武 第一話 南海放送

 https://www.youtube.com/watch?v=qh3zq5qTTQ0&t=55s

えひめ情熱人 田辺国武 第二話 南海放送

 https://www.youtube.com/watch?v=sLeNJ4SND3g


        スタッフ紹介

 

10年、20年、30年以上にわたって、支えてくださるスタッフの皆さんとの出会いなくしては、今日まで続けることは出来ませんでした。心から感謝申し上げます。 田辺国武        


《照明》  阿部典夫 abe norio  1987年~

A-Project代表取締役。大庭照明社員として、帝国劇場、芸術座で活躍後に独立。主な作品は「蜘蛛女のキス」(市村正親主演)「キャバレー」(鳳蘭主演)「大草原の小さな家」(前田美波里主演)「美空ひばり物語」(全国公演)「浜木綿子特別公演」(帝劇・新歌舞伎座他)「川中美幸特別公演」(新歌舞伎座他)の他多数。田辺国武との出会いは「楽屋」(清水邦夫)から始まり「井上ひさしシリーズ」「金子みすゞシリーズ」「寿々方江戸がたりシリーズ」(博品館劇場)など、最近では「風船爆弾を作った日々」「夢見町、心の花を咲かすまで」「この街で」の戒田節子作品、菊池寛、小松幹生作品など、30年以上にわたり、四国、富山、長門を含むと90作品を超える。 水瓶座。A型。秋田県出身。

《音響》  鈴木 諭 suzuki  satoru 1983年~

30数年にわたり、芸術座の音響を担当。主もなプランニングとして、「蔵」「夫婦善哉」「とげぬき音楽隊」「奥様の冒険~わたしバカよね~」など多数。田辺国武との出会いは、1983年「うかうか三十、ちょろちょろ四十」に始まり、井上ひさしシリーズ13作品、金子みすゞシリーズ23作品のほか、「風船爆弾を作った日々」「夢見町、心の花を咲かすまで」「この街で」の戒田節子作品、菊池寛、小松幹生作品など、100作品以上を担当している。 射手座。A型。東京都出身。

《装置》  垣内紀男   kakiuti  norio 1983年~

 明治大学文学部演劇学専攻卒。劇団俳優座舞台美術部在籍中の1970年日本テレビ舞台美術フェスティバル金賞受賞。主な作品→俳優座「検察官」(千田是也演出)「教育」(田中千禾夫作・演出)「さりてはつらいね」(三木のり平演出)。無名塾「どん底」「いのちぼうにふろう物語」(林清人演出)。樹舎「夢千代日記・暁の人」(早坂暁作・演出)ほか多数。田辺国武演出では、井上ひさしシリーズ「うかうか三十、ちょろちょろ四十」に始まり、「花よりタンゴ」他10数作品。その他「お隣のシェイクスピアさん」(堀井康行作)「金子みすゞの世界シリーズ」「寿々方江戸がたりシリーズ」など、「風船爆弾を作った日々」「夢見町、心の花を咲かすまで」「この街で」の戒田節子作品、菊池寛、小松幹生作品など、100作品を超える。 山羊座。AB型。石川県出身。

《脚本・作詞》  戒田節子   kaida  setuko 1999年~

松山市の南海放送アナウンサー。ミュージカル劇団「みかん一座」を主宰し、座長・脚本・演出・俳優を兼ねる。ふるさとや環境問題をテーマとして30数本のミュージカルを創作。オリジナル曲は100曲以上。ミュージカル公演やコンサートを通して「ふるさとを元気に!」の活動を精力的に続けている。本業のアナウンサーの仕事と両立させながら創立30周年を越え、2015年には「オーロラに駆けるサムライ」のアラスカ公演を大成功させた。ますます輝きを増幅させているところが素晴らしい。座・東京みかんでは、「ひばりの子どもたち」「夢見町 心の花を咲かすまで」「この街で」「風船爆弾を作った日々」を上演している。金子みすゞシリーズ初代の「みすゞ役」でもある。

《作曲・音楽》  西村直記   nisimura  naoki 2009年~

1949年愛媛県松山市生まれ。東京藝術大学卒業。世界でたったひとりの音楽巡礼者。愛媛大学講師を経て、廃校となっていた高知県安芸市旧畑山小中学校にスタジオをつくり、金子みすゞの全詩512編の作曲をはじめ、広島、真珠湾、ベルリン、南京など世界中の悲劇に見舞われた地を訪ねて、レクイエム(鎮魂曲)や平和音楽の作曲・演奏を行っている。88年9月、高野山を出発点とした世界八十八ヶ所音楽巡礼を終え、2001年5月、ニューヨーク国際連合本部での演奏を新たな出発点として、新世界八十八ヶ所音楽巡礼を開始、2013年8月で巡り終えた。カーネギー・ホールを始め、ローマ法王への謁見演奏をまとめたCD「宇宙巡礼」や、 DVDユネスコ公認ビデオ「世界遺産」や「NHK~心を旅する四国八十八か所」の音楽担当や映画TVなど多岐にわたる。座・東京みかんへは、「夕顔」「燕の手帳」「こだまでしょうか」「さびしいとき」「郵便局の椿」など50曲あまりを提供。ミュージカル「風船爆弾を作った日々」の、四国中央市、東京公演では作曲を担当。 

《振付》椎木三奈   siinoki  mina 1986年(?)~

幼少期よりモダンスダンスを学び、多数のコンクール、フェスティバル等にダンサーとして出演。舞台芸術学院ミュージカル本科卒業後、音楽座に入団、「シャボン玉とんだ宇宙までとんだ」「とってもゴースト」出演。退団後も多数の舞台に出演。主な作品に「シンデレラ」「スクルージ」「オズの魔法使い」「放浪記」他。田辺演出「真夏の夜の夢」のパックを好演した。劇団ふるさときゃらばんに客演参加、日本国中で公演、この頃から振付にも携わる。主な振付作品「八犬伝三部作」「どんでん」「エキストラエトセトラ」のほか多数。現在は舞台製作会社、株式会社Askを設立し、舞台製作にも力を入れている。 座・東京みかんでは、「金子みすゞシリーズ」「この街で」「風船爆弾を作った日々」など。「鯨捕り」の振付が大好評を博している。

《作曲・歌唱指導》  呉 富美  kure  humi 1983年~

大学在学中から演劇・ミュージカルの作・編曲を始め、現在では劇伴作曲・ミュージカルの音楽監督・編曲・歌唱指導・ピアノ・シンセ演奏家として多くの舞台を手がける。主な作品としては「アニー」「ゲーム・オブ・ラブ」「フィレモン」「デュエット」「ファンタスティックス」「IDO・IDO」「ピーターパン」「オズの魔法使い」「34丁目の奇跡」他。桐朋学園演劇部音楽科講師を務める。田辺演出との出会いとなった、「うかうか三十、ちょろちょろ四十」(井上ひさし)では、テーマソングからエンディング、劇中曲までを作曲。座・東京みかんでは、「この街で」の作曲・演奏を担当。 

《作曲・演奏》  菊地慶太   kikuti  keita 1988年~

1991年、邦楽アンサンブル「猫勧進」結成。田辺国武演出作品は、学生時代の井上ひさしシリーズ「道元の冒険」に始まり、「十一ぴきのネコ」「決定版十一ぴきのネコ」「真夏の夜の夢」などの劇中歌を作曲・演奏。「花よりタンゴ」には、ピアノ弾きの少年役として出演。その他、「ブンナよ木から下りてこい」など多数。また、「金子みすゞの世界シリーズ」では、「王子山」「鯨捕り」「山ざくら」「極楽寺」「弁天島」など、50曲以上を作曲し生演奏を担当。山羊座 B型 東京都出身。国立音大学作曲学科卒。東京学芸大学大学院音楽教育学修士課程修了。

《宣伝美術》石川真美 isikawa mami


協力

<宣伝美術>  村田典子

<衣装> 東京衣装 東宝舞台

<大道具> ステージバロンスタッフ

<小道具> 高津映画装飾

しこちゅーみかん

          みかん一座 JULA出版局 金子みすゞ著作保存会 金子みすゞ顕彰会 金子みすゞ記念館 

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