子どもたちの心が育つ環境つくり
素直! 謙虚! 感謝! 優しさ!
●夢を見ることの大切さ! ●生きていることの素晴らしさ! ●心と心が触れ合う喜び!
四国山脈の瀬戸内海側、愛媛県宇摩郡新宮村の海抜450メートルの山中で生まれた。ノーベル賞受賞の真鍋先生の出身地でもある。電気、道路もないランプ生活。小・中学校は、登校40分、下校2時間。登山通学で永久版?の体力を蓄えた後、東京オリンピックの年(1964)、夜行列車に18時間揺られて上京。大学一年の春、劇作家・上山雅輔(童謡詩人・金子みすゞの実弟)との偶然の出会いから〝演劇〟という苦難?人生が始まる。卒業後、上山が設立した「劇団若草」へ誘われ、演出部として入社。試用期間終えて本採用のための社長面接で、“何をやりたいの?”との質問に、“軽い気持ちで演出です”と答えたのが間違いの元???・・・・。それから、演出、俳優養成、マネージメントなどに携わること37年余り・・・。その間の出会いからは、斉藤こず恵、杉田かおる、坂上忍、山本耕二、豊原功輔、吉岡秀隆、岩崎ひろみ、高橋一生、原田優一、丸山ひでみ、音無美紀子など・・・・、その多くが現在も活躍中。望んだ?演出家としての作品は、金子みすゞシリーズ35作品、井上ひさしシリーズ15作品など300本以上になるが、“心に沁みる芝居創り"は未だ暗中模索が続いている。
劇団若草を退団した2007年9月、金子みすゞの遺した童謡を繋ぎ、“心に沁みる芝居創り”を通して、“子どもたちの心が育つ環境作り”に寄与することを目的として「演劇集団 座・東京みかん」を創立。東京では、高円寺、浜田山、新宿、四谷、中野、中央区他、地方では、富山、松山、山口県長門市、四国中央市で公演。
“ふるさと”では、2001年の新宮小学校全校生徒53名と11名の教師による発表会「金子みすゞの世界~みんな違って、みんないい~」が、初めの一歩となる。
四国中央市ふるさとアドバイザーに任命され、2012年「四国中央市・みすゞ塾」を開講、以降10年間で約100人の子どもたちが巣立った。
幸い感染することなくコロナ禍を何とか生き延びたが、演劇という苦難?の道は延々と果てしなく続いている・
新宮小学校「金子みすゞの世界~みんなちがって、みんないい~」
生家は、海抜450メートル位の、道路、電気、水道なし。平家の落人と合流したのか、火縄銃、薙刀、鎧兜、弓矢、日本刀が遺されていて、私の玩具となった。
登校40分、下校2時間の小中学校は、昭和40年代に廃校となり、朽ち果てた校舎が現存している。
童謡詩人・金子みすゞの心と、その弟・上山雅輔の想いを繋ぐため、2007年9月2日に結成。杉並区立浜田山会館第三集会室に集まった同志は9名、オレンジジュースでの乾杯が出発だった。
子どもから大人までが参加し、観劇し、ともに語り合える作品創りを通して、21世紀を担う子どもたちの「心が育つ環境創り」を目的とした活動は、創立15年を越えた。 第1回公演は、2008年3月に第5回杉並演劇祭参加作品として、ファンタジー「金子みすゞの世界~みすゞさん遊ぼうよ~」を上演。以降、定期公演を続け、みすゞさんと上山雅輔先生の故郷・長門市で4回、四国中央市で8回、富山県の「世界舞台芸術祭」で2回、拠点の東京では、杉並区、中野区、新宿区、中央区で20数回、合計35回以上の公演を実施した。主宰・田辺国武は、童謡詩人金子みすゞの実弟の劇作家・上山雅輔氏に約20年間師事、「心の宇宙の共有」を基本理念とした「心に沁みる芝居」の創作を続けている。なお、NHK-TV「歴史秘話ヒストリア」で、金子みすゞの弟である劇作家・上山雅輔の後輩としてのインタビューが放送された。
えひめ情熱人 田辺国武 第一話 南海放送
えひめ情熱人 田辺国武 第二話 南海放送
「金子みすゞの世界~みすゞさんあそぼうよ~」
2008年3月29日、30日 杉並区立浜田山会館
第五回杉並演劇祭参加作品としての上演が初めの一歩となる。
2008年3月 第一回公演の応援出演者!
二木てるみ 坂上 忍 水島 裕 平賀誠吾 澤村翔一 丸山ひでみ 斉藤こず恵 村井麻友美 飯田 文 水野 哲 川崎裕子 川崎葉子。以上の皆さんが、語り、歌、手品、パントマイム、演奏で、船出を支えてくれました!(敬称略)
<定期公演> 愛と哀しみのファンタジー「金子みすゞの世界」を主として、年間2~4回の公演を行い、既に本公演26回(47作品)を数えている。その他、番外公演12回(17作品)。
<特別公演> 2012年8月「とやま世界こども舞台芸術祭2012 」に招待され「こだまでしょうか」を上演。同年10月四国中央ふれあい大学講座参加公演。 2013年10月、金子みすゞ生誕110年記念として「こだまでしょうか-仙崎編」を長門市で上演し、2015年3月、ながとコドモノクニ事業として、ルネッサながと劇場でアンコール公演が行われた。 2016年8月「とやま世界こども舞台芸術祭2016」に再度招待され、8月2日に富山県民会館で「金子みすゞの世界-25弾」上演、みすゞの心を世界へ発信。2017年5月、9月に創立10周年記念公演を迎えた。
<主な作品> 「金子みすゞの世界シリーズ33作品」「どうぶつ会議」(井上ひさし)「屋上の狂人」「父帰る」(菊池寛)「ひばりの子どもたち」「風船爆弾を作った日々」「夢見町、心の花を咲かすまで」「この街で」(以上、戒田節子)「社員食堂の夜」「ブンナよ、木からおりてこい」(以上、小松幹生)など、ミュージカルから古典まで、そのレパートリーは幅広い。
全上演作品ポスター・リスト ⇒ 資料格納庫 ⇒ こちら
2008年 3月29~30日 第1回 浜田山会館「金子みすゞの世界~みすゞさんあそぼうよ~」
※第5回杉並演劇祭参加
2009年 9月 第4回 座・高円寺 初 「金子みすゞの世界」「社員食堂の夜-2009改訂版」
2010年 9月 第6回 四谷区民ホール「金子みすゞの世界」「この街で」
※新宿区文化芸術振興基本条例制定記念
2011年 3月 第7回 震災直後「書道パフォーマンスin東京」「金子みすゞの世界」
※愛媛県立三島高校書道部出演
7月 第9回 四国公演「金子みすゞの世界」「スペシャルコンサート」土居文化会館
10月 NHK-総合TV「歴史秘話ヒストリア」愛と悲しみの「こだまでしょうか」
~大正の詩人・金子みすゞの秘密~
※劇作家・上山雅輔(金子みすゞの実弟・正祐)の後輩としてインタビュー出演。
2012年 7月 第12回 創立5周年記念公演「金子みすゞの世界~こだまでしょうか~」
※安奈淳 丹阿弥谷津子 小清水亜美出演
8月 第13回「とやま世界こども舞台芸術祭2012」招待公演 詳細 ⇒こちら
8月 番外 四国中央市・みすゞ塾「小さな発表会-2012」始まる。
2013年 5月 CD製作「金子みすゞを歌う」全26曲収録 詳細 ⇒こちら
10月 第16回「金子みすゞ生誕110年記念公演」ルネッサながと
2014年11月 第20回「風船爆弾を作った日々」四国公演
12月 外 「金子みすゞを語る」始まる。
2015年 1月 第21回「一部 講演:田辺国武」二部「金子みすゞの世界ミニコンサート」
※中野区・青少年育成鷺宮地区委員会40周年記念
7月 第23回「風船爆弾を作った日々」東京公演 ※後援:杉並区 ⇒ 詳細 こちら
2016年 8月 第24回「とやま世界こども舞台芸術祭2016」招待公演 詳細 ⇒こちら
8月 番外 5周年記念 四国中央市・みすゞ塾「小さな発表会-2016」
2017年 1月 たなべ塾、みすゞ塾(金子みすゞ研究会)開講
5月 創立10周年記念公演‐一弾「金子みすゞを語る」詳細 ⇒ こちら
9月 第25回 創立10周年記念公演「この街で」「金子みすゞの世界‐27」
※後援:杉並区・松山市 詳細 ⇒ こちら
12月 「金子みすゞを語る‐2017 ~テルとみすゞとお母さまと~」 無何有(新宿)
2018年 3月 「金子みすゞを語る‐2018 ~桜の章~」 無何有(新宿)
8月 四国中央市・みすゞ塾公演-2018 詳細 ⇒ こちら
10月 第26回特別公演「うかうか30、ちょちょろ40」無何有(新宿)詳細 ⇒こちら
10月 「金子みすゞを語る」 奈良・旅館 松前特別公演 詳細 ⇒ こちら
12月 丸山ひでみ生誕記念「金子みすゞを語る‐2018~特別号~」無何有(新宿)
2019年6月 現代劇シリーズ 「トイレはこちら」別役実:作 田辺国武:演出 小屋:無何有
9月 四国中央市・みすゞ塾公演-2019
「海の勇者」(菊池寛)「遊びの風景~はる・なつ・あき・ふゆ~」(金子みすゞ童謡集より)
四国中央市川之江ふれあい交流センター
2020~2022年 コロナ禍により中止
2023年11月 100年を繋ぐ「朗読と語りの集い」 初台 スナック武生
~芥川龍之介 川端康成 宮沢賢治 金子みすゞ~
出演:中川舞羽 南川順二 金子奈保美 松田美保子
2024年2月 100年の心繋ぐ「金子みすゞの世界」
A「テルと正祐物語」 B 「みすゞと正祐の生涯」
出演:丸山ひでみ 船越雅史 中川舞羽 金子奈保美 松田美保子 南川順二 他
2024年5月 ファンタジー「金子みすゞの世界」
「みすゞ&正祐の世界」 「上山雅輔の仕事」
出演:丸山ひでみ 船越雅史 金子奈保美 松田美保子
2024年8月 特攻隊員が遺した最後の言葉
「いつまでも お元気で」
~南の空から御父母様へ~
出演:丸山ひでみ 船越雅史 金子奈保美 松田美保子
上演作品リスト ⇒ 資料格納庫 ⇒ こちら
お盆に帰ってくる丸山ひでみさんをお迎えし、お見送りします・・・・
2025年 8月15日(金) 19:00
16日(土) 13:00 16:00 (開演30分前開場)
入場料:2000円
場所:新宿 無何有
前売り開始 6月27日 只今 発売中!
予約 ➡ こちらから➡ ➡ ➡ ⦿
協力:・日本映画俳優協会 ・キャナリ―プロダクション ・無何有 ・劇舎たなべ組・日野市金子みすゞ研究会
第一部 ファンタジー「金子みすゞの世界 ~こだまでしょうか~」
出演 船越雅史 寺井宏明 井場景子 南川順二
工藤万里江 金子奈保美 松田美保子 小林あい 藤巻胡桃 藤巻有紗 他
第二部 「丸山ひでみ名場面集」~金子みすゞの世界~この街で~夢見町 心の花を咲かすまで~ひばりのこどもたち~風船を作った日々~
出演 丸山ひでみ(映像)
第三部 「思い出を語る~ひでみさん ありがとう~」
出演 船越雅史 戒田節子(15日) サスケ カツ大垣勝正(15日)寺井宏明 井場景子 南川順二 他
※想いを込めて丸山ひでみさんをお見送りしてください!お客様の飛び入り参加も歓迎!
2008年3月 劇団若草を離れていた丸山ひでみと、若草を辞めて新しい集団を立ち上げた田辺国武は、共通の恩師である童謡詩人・金子みすゞの実弟・上山雅輔氏の“想い”に導かれるように、20数年ぶりに運命的(?)な再会を果たした。
第五回杉並演劇祭参加・演劇集団 座・東京みかん旗揚げ公演「金子みすゞの世界~みすゞさん遊ぼうよ~」(杉並区立浜田山会館)である。
以降、東京都杉並区を拠点として、新宿区、中野区、港区、長門市、四国中央市、富山市、奈良市など、丸山ひでみが金子みすゞを演じ、田辺が演出した「金子みすゞの世界シリーズ」は、17年間で50本を越えている・・・。まるで“限りある時間”が分かっていたかのように、丸山ひでみは、見事な金子みすゞを演じ続けた・・・・?!
平凡な幸せを求めながらも、自らの手で短い人生の幕を下ろさなければならなかった計り知れない苦悩や、過酷な現実の反転として、ぎりぎりの想いを込めた言葉のひとつひとつを優しく、温かく、劇しく演じる、女優丸山ひでみの“言葉”が心を揺さぶり、95年も前に亡くなった金子みすゞが舞い戻って来たかと思わせる程の迫真の演技・・・、鳥肌がたったのは一度や二度ではない・・・?!
ダメ出しを必要としない「丸山みすゞ」・・・、心からの感謝を伝えたいが、昨年末あたりから、その姿が見えなくなってしまった・・・!? 66歳の誕生日公演をやりのこしたまま・・・・!?
追悼公演ご来場の方に、思い出を大切にしていただくために、丸山さんが歌う「燕の手帳」「キネマの街」などが収録されたCD「座・東京みかん金子みすゞを歌う」(¥2000)を謹呈します。ご希望の方はチケット予約時にお申し出ください。(一人一枚)観劇当日にお渡しします。なお、無くなり次第終了します。(作曲家・西村直記氏提供)
4月11日は、みすゞさんの誕生日、弟・正祐さん(上山雅輔)の命日。
清水邦夫・作 「楽屋~流れ去るものはやがてなつかしき~」(予定)
ファンタジー「金子みすゞの世界」
上演予定
4月10日(金)「楽屋」19:30開演
4月11日(土)「楽屋」13:00開演 「金子みすゞの世界」15:00開演 「楽屋」17:00開演
4月12日(日)「金子みすゞの世界」13:00開演 「楽屋」15:00開演